「不登校」状態のお子様の対応⑤〜放っておいて良い?悪い?〜

「不登校」状態のお子様に

「ココロと勉強の居場所」を提供する塾、ココロミル学院です。

https://kobetsushido-futoukou.com

本日のテーマは

「不登校」は放っておいて良いのか・ダメなのか

についてです。

前回の記事はこちら→https://kobetsushido-futoukou.com/blog/no-6/

 

今回のテーマについては、意見がたくさんありますよね。

保護者の方で、様々な意見に触れて迷っている方も多いと思います。

それもそのはずです。

正解は人それぞれだからです。

「不登校の時はそっと見守る!」のも

「不登校を長期化させないためには、初期の説教句的な対応が大切!」というのも

どちらも正解だと思います。

ただ、こんな曖昧な答えでは迷ってしまうので

子どもの状況に分けて対応を考えてみたいと思います😎

〜見守る事が大切な時〜

ここでは、見守るという言葉を使っていますが、

僕自身は”見守る”必要はあまりないと思いっています。
こちら→https://kobetsushido-futoukou.com/blog/no-8/

ここでは

見守る=ある程度の放置

と考えてください。

この対応が有効なのは以下の2つの状況かなと思います。

①子どもが明確な目標を持っている。

学校に行っていない状況でも、学校外に目標ややりたい事がある子どもは多いです。

その場合には、”学校”にこだわりすぎず、まずは好きな事をやる

そのための支援をする、という対応もアリだと思います。

「自分のペースで好きな事を学びたい」などの要望がある場合には

これを叶えてあげる方が良いのかなと思います。

しかし、ここで気をつけて欲しいのは

”その事が本当に好きなのか”

という事です。

例えば、「不登校」状態でゲームばかりやっている子どもがいます。

一見、ゲームが好きでやっているように見えますが、

実はゲームが、その子の唯一の”居場所”や”コミュニケーションツール”となっている場合があります。

その子自身は、ゲームそのものが好きなのではなく、人との関わりや承認を求めているのです。

その場合は、人との関わりや、認められる居場所を根気強く提供する必要があります。

 

②体が動かない

頭が痛くなる、朝起きれない、など身体的に辛い状況の場合には焦ることは禁物です。

ココロのエネルギーがない

状況では、何かをすることは難しいので回復を待つ事がベストです。

ココロのエネルギーを他者が注入することはできないので

自分自身の中から回復していく事を待つべきです。

こんな状況の時は、周囲の人も抱え込まずに

専門家に頼りながら、焦らずに対応することが大切ですね😎


周囲の人が作った”普通”という言葉を気にする必要はありません。

〜働きかけが必要な時〜

もちろん、強制的に何かをさせる

事が有効となるケースは少ないです。

しかし、周囲の人間が様々な機会を提供し続ける事が有効な場面は実は多いと思います。

以下の3つの状況は特にです。

①子どもが「学校に行けない自分」を責めている時

何回か書いた事がありますが、

現代社会の「学校に行くことは普通のこと」という考えに苦しめられている

子どもや家庭は多くあります。

僕が関わらせてもらう生徒の中には、そうやって自分を責めてしまっている生徒もいました。

その場合には、学校は休んでいても

ココロが休まっていないです。

この状況を長く続けても、自分を責め続ける事で

どんどんココロが消耗してしまいます。

最初の対応として、信頼できる外部との繋がりが出来ると良いと思います。

 

②明確な理由がない時

「不登校」状態の多くの場合、明確な理由が無い

もしくは生徒自身が分からない事があります。

そんな時、”学校に戻る”事を目標に、焦った対応をすることは逆効果となります。

しかし、勉強だけはどうにか続けて欲しいです。

一般的な塾に通うことは、難しい場合には「不登校」専門の塾など

とにかく、少しずつでも学びを止めない事が大切です。

きっかけは些細な事でも

勉強の遅れが原因となって、「不登校」状態が長くなってしまうケースが非常に多いからです。

家庭内だけで、学びを完結させることは難しいとも思うので、

勉強だけでも出来る場所を、外部に用意する事が良いかも知れません。

 

③子どもが”きっかけ”を望んでいる時

この状況が最も見極めが難しいと思います。

不登校」状態が長期化すると、子どもも

「どうにかしたい」と思ってきます。

しかし、「今更何をすれば良い?」か分からずに

一歩目が踏み出せないのです。
(これも、似た記事を書きました!)

 

そんなん時、周囲の人間が半ば強制的に

きっかけを提供すると

すんなりと、その環境で楽しく生活できるようになる場合もあります。

このケースも多いですが、判断が難しいので慎重さが必要になります。

 

対応は人それぞれであり

とても難しいですよね。

「不登校」状態の対応について参考になったら嬉しいです。

直接、ご相談もお待ちしています!

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公式LINE:https://lin.ee/xJN8HWV

多くの方に届けてもらえると、嬉しいです!

では、また明日!!