通信制高校と通信制サポート校とは

質問:
「将来的に大学に行きたいと考えているが、
通信制高校には行くべきか?」

答え:
「大学進学を考えているなら
「通信制高校」へ行くことはオススメしません。」

もし通信制高校に進学するのであれば、「人数制限している」「講師の数と生徒の数が一定の通信制高校」を選ぶことをお勧めします。そこで不登校の子がいける学校および大学への進学実績を簡単に表にまとめましたので、こちらをご覧ください。なおこの表は「不登校からの進学受験ガイド」(ユサブル)にて書籍として出版されております。つまり出版するために編集者や会社からも校閲されている正しいものです。(学校基本調査より)

不登校の中高生が選べる教育機関
~進路未決定率[左]と大学進学率[右]~

大学進学率は11%と10人に1人しか進めません。また進路未決定率は約54%と半分以上の進路が未定のまま。つまり不登校の課題を解決できないのが現状です。データは公立のもの。私立の方が数%高く数値がでているが、過去の進学実績の改ざん実績などもあること。また進学決定率の定義が異なっていることや1,2年生で中退,転校者を除いた数値であること。浪人やアルバイトも進路決定としているなど数字や定義の操作が多いためをここでは言及しない。もちろん校舎をきちんと構え、正社員の教員免許をもったしっかりとした講師が教えている良い通信制高校もあります。しっかりと選ぶ見る目も重要になります。

特に大手通信制高校お勧めしない理由は以下になります。

大手の通信制高校のデメリット

・際限なく生徒数を採っているためケアやサポートが期待できない
・通信高校の生徒にオンライン動画配信授業で理解できない可能性が高い
・無試験で誰でも入れるため生徒のレベルが低い
・講師が正社員なのか、アルバイトなのか、教育免許保持者なのか不明

以上の理由です。特に1番目の際限なく生徒を集めている背景に動画配信授業とITを使用して生徒の学力育成をするというロジックは現場講師としてぜひ以下の点を参考にしてほしいです。

「オンライン授業およびITを使用して生徒を管理しています」「親の世代と違って、子供の世代はオンラインで十分対応できる」は本当か?

このような言葉を親御様によくするようですが、注意が必要ですが、ここで一旦以下のことを試してみる もしくは 思い返してみましょう。

「過去に子供が、継続して動画配信授業だけで学力があがった経験があるか?」
「それを半年以上継続できたか?」


こちらの質問に「はい」と答えられれば、通信制高校でもある程度利用はできるでしょう。もしくはわざわざ通信制高校に通わなくても、月数千円の動画プラットフォームを使用すれば問題なく大学受験を突破できるはずです。 もし「いいえ」であるならば、通信制高校は行くべきではありません。なぜなら大手通信制高校では同様の授業そのものが「動画配信」になるからです。教室で1対1で教職免許を持った正社員の講師が丁寧に授業してくれることはありません。

上記の図も不登校からの進学受験ガイドに紹介されているものになります。

「動画やITに慣れている」ことと「動画やITで勉強し学力をあげること」は天と地ほどの違いがあるということを知らなければいけません。

ゲームやパソコンをいじることは好きでも勉強をオンラインですることは嫌いという子は非常に多いのです。これを混同するような質問を通信制高校の経営者や営業担当者はしてきますが気をつけなければいけません。

事実
通信制高校、サポート校に試験はない
通信制高校、サポート校に偏差値はない
結果 学力が低い子が集まってしまう


通信制高校に通う子の90%程度は上記図の学力・集中力・モチベーションが低い子が多いため、残念ながら動画配信授業で学力が上がる可能性は低いのです。

通信制高校の合格実績は100人あたり何名か?でみる

「東大合格者数が生徒1万あたり中2人なのか、100人あたり2人なのかで合格率の価値は100倍違う」

また大手の通信高校の卒業生の母数が多すぎるので、実は大学合格率は出ている数字以上に悪いのも事実です。全日制高校は1学年200名から500名くらいですが通信制高校はその数倍から数十倍以上の生徒を抱えています。先日ココロミルの卒業生で大手私立の通信制高校に通っている子どもと会う機会がありました。そこで彼は「僕が行っていた高校が学年250名程度でしたから、20倍くらい母数がいるのですが、実際に100人と会ったことはないですよ。最近有名大学の合格者を自慢してますが、何千人いれば、超有名私立中退者もいるので、2、3人から数十人の東大や早慶がいてもおかしくありませんよ。もちろん大学受験する組は地元やターミナルにある有名予備校に通い授業を受け、受験対策は通信制高校とは別でしております。通信制高校には単位取得だけを目的に通っているだけです。」と言っておりました。このように分母である生徒数だけを増やせば何人かは有名校への合格者は出せます。しかしここで重要なのは合格率です。

東大合格者が1万人中2人なのか、100人中2人なのか。合格の価値、合格率は100倍違うのですが、親は合格者数だけにとらわれてしまうのです。

また通信制高校の授業だけで難関大学に合格した人はほぼいないでしょう。合格者のほとんどはどこかの塾・予備校に所属していたはずです。通信制高校は受験に対する教育はそれほどしていないので、大学の合格実績は、本来塾の合格実績のはずですが、そういった区分けを教育業界ではしないのです。

動画配信授業や集団授業は選抜試験をしなければ成り立たない

大手予備校のハイスクールなどは動画配信授業で成功しているのですが、理由は簡単です。通信制高校に集まる生徒と真逆の「東大や早慶を目指すほどの学力が高く、モチベーションも高い子が集まるから」なのです。このロジックを不登校の子が集まる通信制高校に適用しても成り立たないのです。

進学校・大手塾での集団授業

選抜試験があり、学力が一定の範囲内なので、集団授業が効果的になる
成功事例:東進ハイスクール、大人のオンライン授業など

不登校の子は学習していない期間が人によりバラバラです。そこをさらに学力テスト(選抜)をせずに、集める、集団授業や動画配信授業をすること自体不可能です。現場で子供を指導している講師として、集団授業をする際のクラス分けは必須なのです。

不登校の子の学力と
集団授業の難しさを表すグラフ

不登校の子はばらつきが大きく、集団授業自体が難しい
学力を一定レベルに引き上げるためには個別指導が必要になる

以上のことからココロミルではまず通信制高校に通っている子もしくは通信制に通わずに大学進学を目指す子の学力のサポートを1対1の完全個別指導で行っております。不登校期間の大小による学力のばらつきを考慮した「聞く授業」にて子供の課題を早期発見し、改善いたします。

ココロミルのポイント

・全講師早慶MARCH国公立大卒の高い学歴を持った講師が指導にあたります
・完全1対1の個別指導で不登校の子にも対応できます
・全講師正社員なので講師がコロコロと変わる心配もありません
・動画配信授業ではなく、1対1のzoom授業、家庭教師、通塾(都内)の3つの指導方法を選べます!

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