「学校に行きたくない子ども」に対して保護者に出来ることと出来ない

こんばんは!
ココロミル学院です。

4月から通信制サポート校を開校します。

1人1人の生徒と徹底的に向き合っていきたいので、募集人数は20名ほどに制限しています。
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本日はタイトル通り

「学校に行きたくない子ども」に対して保護者が出来ることと出来ないことを書きます。

これは保護者の方に限らず、先生など周囲の他者全てに言えることです。

出来ることに注目して、「やらなきゃ」と思うのではなく

出来ないことに注目することで少しでも気持ちを楽にして欲しいと思って書いていきます。

出来ること

ますは出来ることです。

気をつけて欲しいのは、「やるべきこと」ではありません。

周囲が元気で楽しくいることが大切なので、その上で出来ることをやれればサイコーです。

選択肢を提示すること

「学校に行けない」状態の子どもの多くは学校という社会が、その子の全てになっているケースも多いです。

そうなると、学校に行けない自分を責めてしまいます。

周囲の人間は早いうちから、様々な選択肢を提示することが必要だと思います。

今の学校に週2くらいで行く・転校する・家で勉強する・スリースクールに行く・塾に行くなど様々な選択肢があることを教えてあげて欲しいです。

「いやいや、色んな選択肢よりも学校に行って欲しいんだけど」という方もいると思います。

その場合は、

「なぜ、学校に行って欲しいのか」を考えてみてください。

その理由は本当に子どもの為になっていますか?

学校に行くことのメリットは、「子どもが死ぬほど辛い思いをして学校に行く」ことと対等なほど大きなものですか?

僕は学校に行くことを否定している訳ではありません。

本当に意味のある学校であり、子どもにとって有益な場所であれば

学校に行かない時期を迎えたとしても、その学校に戻れる日が必ず来るはずです。

まずは、学校が全てと思い込み苦しんでいる子どもに、学校以外の選択肢を知らせることで

苦しみを少し減らしてあげて欲しいです。

子どもに役割を与える

「不登校」状態では、家庭に居場所を作れるのが理想的です。

家庭が心地良いと引きこもってしまう

という意見もあります。

その意見が正しいケースもあると思いますが、それは学校に行くことをゴールとした場合です。

学校に行く・行かないに関係なく、何かに挑戦したりする時には精神的に安心できる場所が不可欠だと考えています。

居場所がないから学校に行っても、学校で失敗を恐れず物事に取り組んだり出来るとは、あまり思えません。

居場所を用意するとは言い換えると、役割を与えるということに近いと思います。

例えば、新聞をとってくる・窓を開ける・昼ごはんを作るなど

小さなことでも役割(担当)を決めて、やってもらうことは効果的です。

その際に感謝を伝えられるのが理想です。

「中学生なのに、家にいてこんなことしかしないなんて」と思ってしまうこともあるかも知れません。

しかし、焦らず小さな事から始めることが1番大切です。

例えその役割を果たせない状態だとしても、「頼むこと」に意味があると思っています。

楽しい姿を見せること

人は環境に染まる生き物です。

自分が塞ぎ込んでいても、周囲の人が楽しそうなら

いつしか自分も楽しくなってくるものです。

頭では分かっていても、簡単なことではありません。

しかし、小さな楽しみを大切にして欲しいです。

そして、それは自分自身で出来る事です。

子どもを楽しませることは出来ません。他人の気持ちなので。

自分を楽しませることは出来ます。

出来ないこと

出来ないことは1つです。

しかし、大きな1つです。

これを出来ないと思えたら、とても気が楽になるはずです。

決断させること

全てにおいて、最終的に決断するのはその人自身です。

「学校に行く」「勉強する」「受験をする」

などの決断は本人以外できません。

私たちにできること、決断を後押しすることと

その決断を全力でサポートすることです。

アドラー心理学の『嫌われる勇気』に出てくる

課題の分離が重要です。

周囲の人にできることは、水飲み場まで連れて行くことで

水を飲ませることは出来ないのです。

大切なのは、水を飲むことを期待するのではなく

自分が出来ることに集中することだと思います。

他者の行動ではなく、自分がどうするか?どんなサポートが子どもにとってベストなのか?を考えることです。

子どもの行動で一喜一憂する気持ちは分かります。僕も裏切られたと感じてしまうこともあります。

しかし、それは考えてもどうしようもないことです。

他者の行動は決められないので。

苦しんでいる保護者の方などの話を聞くと、とても心優しく子どものことをよく考えているなと思います。

しかし、いくら考えても子どもを思い通りに動かすことは出来ません。

一息ついて、子どもと自分を分けて考える必要があるかも知れません。

今回の記事では、「できること」と「できないこと」を解説してきました。

最も大切なことは、1人で抱え込まないことです。

今なら、無料でご相談に乗ることができます。

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